4月の園だより
4月聖句「あなたがたは神に愛されている子どもです」(エフェソ5章1節)
園長 本田栄一
入園おめでとうございます。
新入園の皆さまのうえに神さまの豊かな祝福を心からお祈り申し上げます。
新しく始まる生活が神さまの見守りのうちに導かれるように願っています。
まず、子どもたちを「かけがえのない存在」として尊重したいと願っています。
ひとりひとりにすばらしい贈り物が神さまから与えられています。
そのちがいを比べるのではなく、他とは置き換えのきかない価値ある存在として受け入れていきましょう。
そうすれば、子どもたちは安心して居場所を見出し、根っこを伸ばしていくことができるのです。
4月の暗唱聖句は「あなたがたは神に愛されている子どもです」が選ばれています。
「神さまに愛されている子ども」とはどのような意味を伝えているのでしょうか。
現代に置き換えるとひとりひとりに与えられている「尊厳性」を大切にすることです。
子育てとは、まさにこの「尊厳性」を損なうことなく尊重していくことに他なりません。
昔から、「天賦の才を損なわず」と伝えられてきたように、個々のちがいを比べるのではなく、
生まれながらに付与されている価値を大切に育んできました。
大人には子どもが自ら育ちゆく環境を妨げないように温かく見守る態度が求められているように思います。
この一年も、聖書のことばに傾聴しながら、子育てのヒントになる知恵を学んでいきましょう。