4月の園だより

年主題聖句「愛する者たち、神がこのように私たちを愛されたのですから、私たちも互いに愛し合うべきです」(ヨハネの手紙Ⅰ14:11)

4月暗唱聖句「『子どもたちを私のところにこさせなさい』・・・そして、子どもたちを抱き上げ、手を置いて祝福された」(マルコ10:14-16)

園長 本田栄一

入園、おめでとうございます。園庭の桜も、お社のうしろの菜の花も、皆さんの入園を心から待ちわびていたように咲き誇っています。おひとりおひとりのうえにこれから始まるシオン幼稚園での歩みが神さまの見守りのうちに導かれるように祈ります。

 

わたしたちが何よりも大切にしてきた保育者の姿勢とは、子どもたちを「かけがえのない存在」として尊重することです。ひとりひとり異なった贈り物を神さまから与えられています。その贈り物は他のものと置き換えることはできません。

昔の人びとも、そのことに気づいていました。言い換えれば、「天賦の才を損なわず」ということになります。ひとりひとりのちがいを比べるのではなく、固有の価値を認め、受け入れることにより、子どもたちも安心して自分の存在を肯定的に受け入れることができるようになります。ひいては、自分を根付かせる拠り所、すなわち、根っこをつくりだせるようになります。

 

今年度の年間聖句は「神さまがわたしたちを愛されているように、わたしたちもお互いに愛し合いましょう」という聖句です。聖書のなかで使われている「愛する」ということばは、日本語の語感として「大切にする」ということばが適切だと考えています。まずは自分自身が神さまから大切にされているという感謝の思いを心にとめ、さらに、その思いを子どもたちに手渡しできればと願っています。

ひとりひとりを神さまは尊重して、大切にしてくださることをこころに留めて一年間を過ごしていきましょう。

 

 

 


 

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