2月の園だより

暗唱聖句 「愛は、すべてを完成させるきずなです」
(コロサイの信徒への手紙3章14節)

園長 本田栄一

「うまれるまえから、かみさまにまもられてきたともだちのたんじょうびです。おめでとう。
うまれてきょうまで、みんなからあいされてきたともだちのたんじょうびです。おめでとう。」

シオン幼稚園では毎月のお誕生会でお祝いのさんびかを歌います。
「生まれる前から、愛していてくださる方がある」という子どものさんびかです。
このメロディーをオルゴールにして記念にする卒業年度もあります。
昨今、「いのちの教育」の大切さが叫ばれていますが、歌詞にあるように生まれる前から、神さまの見守りのうちにあることを覚えることはいのちを考えるうえで根本だと考えています。「生まれる」いう経験は、私たちの思いをはるかに超えた働きかけがあるのではないでしょうか。その働きかけの深い意味が理解されたときにはじめて、「いのちを授かる」という意味がわかるのではないでしょうか。それは神さまから託された「いのち」として子どもをうけとめることにもつながります。

残念ながら、日本の子どもたちの現状は、様々な調査で著しく自分に対する自己肯定感、自尊感情が低いことが明らかにされています。それでは、子どもが自分を肯定的に受け止められるようになるには、どうすればいいのでしょうか。それはおとなが子どもたちをかけがえのない存在としてうけとめ、固有の価値が与えられている自覚がもてるように見守り、励ますことに尽きると思います。他人と比較するのではなく、固有の価値を尊重し、賜物として受け止められるように私たちの見方、考え方も修正していく必要があるように思います。

今月の聖句の前節に「あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから」(3:12)とあります。ここでも、生まれる前から愛されているとあります。わたしたちは神さまから他のものとは置き換えのきかない固有の価値を与えられていること、愛されていることをしっかりと基本に据えたい。そうすれば人と人とを結ぶきずなが堅固なものとなります。
そして、何よりも、わたしたちの思いよりも先行して、子どもたちのいのちは神さまから託されているという事実を受け入れるように求めていることばとして傾聴していきたいと思います。

 


 

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