1月の園だより

「見よ、わたしはあなたと共にいる」(創世記 28章15節)
「一年の計は元旦にあり」といわれます。今年も、平和な一年になるように願いながら、新たな目標をめざして歩んでいきましょう。

園長 本田栄一

今月の聖句はアブラハム一族の二代目イサクの息子ヤコブが放浪し、途方に暮れていた折にあなたはひとりではなく「わたしはあなたと共にいる」との声を聴いたという場面です。この背景にはイサクの息子たち、兄エサウと弟ヤコブの確執がありました。ヤコブは「長子の特権」を得ようと父親を騙して相続権を奪いました。

 

兄エサウの反感を買い、生命の危険を感じて、弟ヤコブは母親の実家に逃れるために放浪の旅に出たのです。ヤコブの行動は因果応報から言えば追放されて、窮地に追い込まれて当然です。しかし、神さまはこのヤコブを赦し受け入れ、「あなたを最後まで見守る」と言われます。ここには、わたしたちの理解をこえたメッセージが示されているように思います。

 

 以上の聖書の意味を身近な日常生活に置き換えて考えてみましょう。
日々の子育てのなかで親の思い通りに応えてくれないことがままあります。
いままで、素直に聞いていた子どもが、突然、反抗的になり、意思疎通が思い通りにならなくなり、苛立つことがあります。なぜ、聞いてくれないのかと反問しても答えが見つからないときがあります。

 

そのような戸惑いを覚えるときにこそ、少し、視点を変えて子どもの声に傾聴しながら、その存在を肯定しつつ、受け入れていくことにより、子どもとの距離を縮めてかかわりを深めていけるのではないでしょうか。どちらの言い分が正しいかを争うのではなく、傾聴する姿勢を真摯にもつことによって、相手の存在そのものを肯定することが安定した見守りにつながるのではないでしょうか。子どもが安心していられる環境を整えるには「あなたを認めている」との思いをたえず発信し続けることだと考えています。

 


 

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