2月の園だより

2月の暗唱聖句
「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます」(コリントⅡ4:18)

園長 本田栄一

 

今月の聖句は「見えないものに目を注ぐ」というパウロの勧めとしてよく引用される聖句です。

この後に続く個所を引用しておきます。

「見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです」

「見えないもの」というとあの『星の王子さま』の一節を思い浮かべます。
友達になったきつねが王子さまとの別れに際して語ったことばです。

「目に見えない大切なこと」、「小惑星B612」にうまれた王子さまは一本のバラと親しくなりますが、行き違いが生じて、星を巡る旅に出ます。やがて、地球に降り立った王子さまはさまざまな出会いの後、きつねを通して大切なことに気づかされます。

それは惑星に置き去りにしてきたバラとのつながりです。

このサン・テグジュペリの作品はさまざまな出会いを通して自らがいのちのつながりに生かされていた記憶を辿る旅であるとも言えます。

きつねが教えてくれた「こころでしか見えない大切なこと」とは、このつながりに生かされている自分への気づきに他なりません。「見えないものに目を注ぐ」とのパウロのことばも、同じ方向を指し示しているように思います。

私たちも、普段の忙しさのなかで忘れかけている生きる拠り所、それがいのちのつながりにあると気づくことによって、新たな世界へと旅立つ足場を与えられるではないでしょうか。

 

 

 

hana


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