11月の園だより

11月の暗唱聖句
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」
ローマ人の信徒への手紙12章15節

園長 本田栄一

今月の暗唱聖句は「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」という有名なパウロのことばです。

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この聖句との関連で思い出すことがあります。
絵本作家の安野光雅さんの若いパパ時代のエピソードです。

自宅に指圧師を招いて肩を指圧してもらい、顔をしかめて痛みに耐えていると、当時3歳の娘がどこからか物差しを持ち出してきて指圧師の頭をぶったと『絵のある自伝』に書いている。
「わが子のしてくれたことに私は一生かけて報いたいと思っている」とはすごし大げさな感想ですが、確かにお父さんが痛い思いをしている!何とか自分の親に報いようと、とっさにとった行動が描かれています。

174785しかし、ここには幼い子どもなりに父親の気持ちを読み取り、その痛みに共感する思いがひしひしと伝わってくる場面ではないでしょうか。

相手の気持ちに寄り添う。実際に寄り添う

ことは大人にとってもハードルの高い課題です。むしろ、安野さんのように子どもから教えられて、自分を振り返ることが多いのではないでしょうか。相手の気持ちに寄り添おうと自分を仕向けるまえに、それを遮る雑念が邪魔をして行動をとれずに、あとで後悔することが間々あります。

子どもたちが自分の気持ちを素直に表現する場面に注意を払って、そのおおらかなやさしさに促されて、わたしたちも相手に寄り添う感性をとりもどすことができるのではないかと考えさせられました。

 

hana


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