2016年2月の園だより

2月暗唱聖句

「正義は国を高くし、罪は民をはずかしめる」

(箴言14章34節)

園長 本田栄一

 

009212

先日の大雪の日、幼稚園は休園になりました。ご家庭ではどのように過ごしたでしょうか。

子どもたちの様子からは、今回の大雪は想定外の大きなプレゼントであったのではないかと思いました。大人から見るとはた迷惑な大雪も子どもにとっては冬将軍からのおくりものように見えました。

自由自在にかたちをつくりだせる雪のかたまりは子どもにとっては願ってもない宝物ではないでしょうか。思う存分戯れる時間を過ごすことができた子どもたちの顔にはいつもとはちがう満足した様子がうかがえました。 大雪の到来も、大人の視点でみるのと子どもの視点からみるのとでは大きく違いますね。

そのちがいを理解しようとしないで、泥んこになったら、あとが大変かも?などと大人の都合に合わせて考えている自分に気づかされました。

 

さて、今月の暗唱聖句は箴言のことばから選ばれています。紀元前の賢者のことばです。現代のわたしたちの世界にも通じる自戒のことばではないでしょうか

昨年一年を振り返っても、くい打ちのごまかし、企業会計の不正な処理、廃棄商品の横流しなどあちこちで不正が横行していたことを知らされました。経済優先という掛け声のもとに、いつの間にか、見えないところで辻褄をあわせて見つからなければそれでよしとする風潮が蔓延していることを象徴する事件です。

一方で、戦後教育のなかで失われてきたとする国を愛するこころや道徳心を学校教育に取り戻そうと、国は「道徳の時間」を格上げして「道徳」を教科として教えようと目論んでいます。

果たして国が道徳を教えることができるのか、十分な議論もしないで、国のよしとする価値判断で教え、成績で評価することに危険はないでしょうか。そのうえ、不正もやむを得ないと歯止めが効かなくなっている社会にブレーキをかけないで、子どもたちに道徳を強いることの矛盾をどう考えたらよいのでしょうか。

272315

「お天道様(神さま)がいつも見ている」と教えられて育った世代にとって、いまの子どもたちに善悪の判断のものさしをどう伝えるのか。

他人の目があるないにかかわらず、「もうひとつのまなざし」が自分を見ていることをどう伝えるのか、考えさせられています。

 

011279


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