12月の園だより

<12月のの暗唱聖句>

「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適うひとにあれ。」ルカによる福音書2章14節

                                                                     園長 本田栄一

世界を見渡すとき、戦争や紛争、貧困の渦中にあって、いのちを脅かされ、安全にすごすことができない人びとが大勢あります。

以前、私が勤務していた学校で南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)に反対する国際美術展を開催したことがあります。当時、拘束されていた指導者マンデラさんが解放される直前でした。その美術展のオープニングに訪れた南アフリカの教会代表の挨拶が、「自分たちの教会ではアパルトヘイトが廃止されるまで、クリスマスを「沈黙の礼拝」として過ごしています」という話を聞き、驚いたことがあります。世界中どこでも、同じようにクリスマスを迎えていると思い込んでいた私にとってショックでした。「世界の人びとはクリスマスを、どのように過ごしているのか。」

その後、自分の周りだけを見回すのはなく、遠く隔たった世界で困難に直面している人びとに目を留めるようになりました。「闇の世界に閉ざされ、希望を見失いかけている人びと」がクリスマスをどのような思いですごしているのか心に止めるときでもあると考えるようになりました。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適うひとにあれ」という天使の知らせは、そのことに気づかせてくれます。

クリスマスはイエス様の誕生というよろこびの知らせと共に、平和な状態から程遠い、闇に包まれて見えなくされている人びとの存在に気づき、遠く隔たっているために声が届かない人びとの声に耳を澄ますときでもあります。

 

 

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